やったほうがいいSEO対策と、意味のないSEO対策

はじめに

ご覧いただきありがとうございます。

このページに辿り着いたということは、「ブログでお金を稼ぎたいんだ!」と考えている方が殆どでしょう。そして、いろいろなSEO対策に関する記事をご覧になられたことかと思います。

この記事では、最近のGoogleの検索エンジンは賢いんだよ!という視点から、2021年現在でも推奨されるSEO対策と、やっても意味がない、むしろ逆効果かもしれないSEO対策について解説していきます。

正しいSEO対策は人工知能が知っている

言わずもがなですが、ブログのアクセス数を増やすためには、世界最大規模の検索エンジンである「Google」の検索結果に、自分のページがヒットしやすいように調整することが大切です。

これを、世の人はSEO(Search Engine Optimization)と呼びます。

様々なブログ・書籍などでSEOについて様々な考察がされていますが、それらの中には統計的なものであったり、ただの憶測であったり、古い情報であったり、信憑性に欠けているものも少なくありません。

Googleの検索アルゴリズムは、日々進化を遂げており、昔通用したワザが今は通用しない、なんてこともあるのです。

今の検索結果は人工知能が決めている

少々技術的な話になりますが・・

現在のGoogle検索エンジンは、機械学習というAIに関連する技術を採用しています。

機械学習では、過去の検索データから「こんな検索が行われたら、こんなページを求める人が多い」というようなパターンを見つけ出し、それを元に適切な検索アルゴリズムになるよう更新しています。例えば、「Windowsパソコン 重い」という検索すると、”Windowsの動作を高速化する方法”が記載されている記事を見つけ出してくれます。PCの重量が重くて愚痴を吐いている人のブログなんて出てこないはずです。

このように、打たれた言葉をそのまま解釈せず、ユーザーが求めている情報を的確に表示するように設計されています。

機械学習が導入されてから、キーワードを多めに入れたほうが良いとか、何文字以上書いたほうが良いとか、そのような小細工はほぼ通用しなくなりました。”記事の有益さ”を独自のアルゴリズムで算出しているだけです。

昔の検索結果は重み付けランキングを使用していた

昔のGoogle検索エンジンには機械学習は用いられておらず、「ページ内にキーワードが頻出する割合」や「外部サイトからの被リンクの多さ」などの様々な評価を総合して点数化し、ランキングを付けている方式でした。

このような背景から、一時期は「キーワードはとにかく詰め込んだほうがいい」「被リンクは増やしたほうがいい」といったようなSEO対策が流行しました。

現在は、被リンクを意識したSEO対策は逆にスパム扱いされてしまうリスクも有り、現在では重要視されていません。

Googleの検索エンジンの進化に伴い、我々も「ずる賢いブログ作り」をする必要がなくなってきたという事は頭に入れておく必要があるでしょう。

TIPS : Googleはヒントを与えてくれるが・・

Googleの検索エンジンは、毎日のように小さなアップデートを繰り返しています。

その中で、影響力の大きなアップデートが実施されることがあるのですが、それをコアアップデートと言います。

コアアップデートの実施告知と内容については、「Google SearchLiaison」という公式Twitterアカウントで確認できます。気になる方は是非フォローしてみてください。

ただ、コアアップデートが行われたらといって、我々は特に対策する必要はないと言われています。普段から品質の高い記事を作成していれば、正当な評価がされるようになるまでです。

やった方がいいSEO対策

結局のところ、GoogleのAIが「このサイトは有益である」と判断したサイトが勝つということです。

機械学習の登場により、評価項目が膨大になりすぎて、特定のSEO対策が有効である時代は終焉を迎えました。何が正しいのかはエンジンの開発者にしかわかりません。

我々がすべきなのは、「ずる賢いSEO対策」から、「有益な情報を提供すること」に変わりつつあります。果たしてこれはSEO対策と言えるのかどうか、、疑問です。

品質の高いページ作成を心がける

結局これなんですよね。

上記にある通り、Googleは機械学習のアルゴリズムを改良しながら「有益な情報が載っているページ」を上位に出そうと試行錯誤をしています。

ユーザーが求める答えが載っているかがとにかく大事なポイント。そして、ユーザーの視点から見て需要のあるページ作成を心がけましょう。

具体的にどうするのかというと、ページの目的を決め、それに合わせた記事作りをしてください。

例えば、この記事の目的は「SEOについて理解が浅い方に、検索アルゴリズムの特徴を説明し、必要なSEO対策について伝えること」と設定しています。

ページの目的を決めれば、必然的にターゲットが絞れて有益な情報を記載するページが出来上がるはずです。

丁寧なライティングが最高のSEO対策と言っても過言ではありません。

タイトル・見出しに、キーワードを入れる

Googleの検索アルゴリズムによると、検索ワードやそれに関連するワードが、ページ内に入っているか分析しています。

ページタイトルと見出しについては、関連するキーワードを埋め込みながら、内容が予想できるようなものに設定しましょう。

ページのタイトルを『みんな見て、すごい情報載ってるよ!』にしても、関連性は分析できません。ユーザーからしてもページの内容がわかりませんから、品質の低いページと評価されてしまうケースさえ考えられます。

他の競合ページと差別化を図る

恐らく、どの分野においても似たような内容を記載しているページ(競合ページ)は存在します。すでに存在する情報を載せても評価されませんから、以下のような工夫をしてみてください。

  • 競合ページに情報量の多さで勝つ
  • 筆者の意見や、世間の反応を交える

他にもオリジナリティを出す方法はあると思います。是非考えてみてください。

やっても意味がないSEO対策

ページの品質を犠牲にしながら行わなければならないSEO対策は基本的にありません。誤解されがちな、意味のないSEO対策について触れていきます。

キーワードを本文に頻出させる

本文に関しては、無理してキーワードを入れる必要は無いでしょう。あからさまに検索ワードを入れすぎると不自然な文章になり、正当な評価をされなくなってしまう可能性があります。Googleの見解としても、以下のような記載があります。

「犬」を検索する場合、必要なのは「犬」という単語が何百回も出現するページではありません。つまり、ただクエリの言葉を繰り返すだけでなく、クエリに対する答えが含まれているページかどうかを見極める必要があります。

Googleの検索アルゴリズム

GoogleのAIは賢いので、「犬→マルチーズ」「アジア→日本」「車メーカー→トヨタ」のように、”キーワードに関連するワード”のも含めて分析できます。直接的なキーワードの数より、自然な文章が評価されるような時代になってきています。

むやみに記事数を増やす

記事を量産することを目的としてライティングするのはNGです。

「とりあえず100記事書いてみてください」と謳うブログもありますが、品質の低い記事を量産してもGoogleは評価してくれません。最初から品質に重点を置いたページを作成するほうが効率的です。

そのような謳い文句があるのは、「ブログが続かない方は、記事を量産して少しでもアクセスを増やし、それをモチベーションにすると良いよ」という励ましの気持ちです。記事数が多いほどGoogleに評価されやすいというエビデンスはありませんし、それが将来的に収益につながるとは思えません。

GoogleのJohn Muller氏が否定したというソースもあります。

無理して文字数を増やす

文字数が3000文字以上あると評価されやすい・・という記事をたまに見かけますが、内容の薄い文章を長々と書いても無駄な努力となるでしょう。

文字数が多い≠情報量が多い ということは検索エンジンも知っています。

有益な情報を伝えるために結果的に長くなってしまったということなら問題ありませんが、文字数に目標を設定してライティングするのはやめましょう。

こちらも、Johm Muller氏が否定したというソースが存在します。

技術の進化はSEO対策の衰退を意味する

検索エンジンに媚びを売るSEO対策よりも、良質な記事を生み出すことが大切になってきていることは間違いありません。

これは、検索エンジンのアルゴリズムが進化して、”本当に必要なページの判断”が少しずつ出来るようになってきていることを意味します。

他人のコンテンツを流用するコピーサイトや、内容の薄いページを量産するブログが減ることは、インターネット全体の質が上がると捉えて間違い無いでしょう。

「検索エンジンのアルゴリズムが完成した」と言えるときが来る日には、SEO対策というワードすら必要無くなっているのでしょうね。

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